介護福祉士国家試験に合格できなくても、「介護」の在留資格の申請はできますか?
申請できます。
平成29年度(2017年度)から令和8年度(2026年度。2027年3月末)までの介護福祉士養成施設の卒業生は、介護福祉士国家試験に合格しなくても(不合格または受験しなくても)社会福祉振興・試験センターに申請することにより、5年間の有期限の介護福祉士として登録することができるため、「介護」の在留資格の申請に必要な介護福祉士登録証を取得できます。
なお、①卒業後5年以内に介護福祉士国家試験に合格する、又は②卒業後5年間継続して介護の実務に従事した場合は、引き続き介護福祉士資格を保持することができます。
詳細については、http://www.sssc.or.jp/touroku/pdf/info_keika_2018.pdfをご覧ください。
介護福祉士養成施設に通いながら、アルバイトができますか?
アルバイトができます。
入国管理局に資格外活動許可申請を行い、許可を受けることによりアルバイトをすることができます。
ただし、アルバイトの時間は、1週に28時間以内と決められています。夏休みや春休みなど学則で定められた長期休業期間中は、1日8時間(1週で40時間以内)まで働けます。
介護福祉士養成施設を卒業するためには、日本語能力試験のN2レベルの認定が必要ですか?
必要ではありません。
ただし、入学時に日本語能力試験のN2レベル相当以上であることが望ましいとされています。
介護福祉士国家試験に不合格だった場合でも、介護福祉士として登録できますか?
登録することができます。
平成29年度(2017年度)から令和8年度(2026年度。2027年3月末)までの介護福祉士養成施設の卒業生は、介護福祉士国家試験に合格しなくても(不合格または受験しなくても)社会福祉振興・試験センターに申請することにより、5年間の有期限の介護福祉士として登録することができます。
なお、①卒業後5年以内に介護福祉士国家試験に合格する、又は②卒業後5年間継続して介護の実務に従事した場合は、引き続き介護福祉士資格を保持することができます。
詳細については、http://www.sssc.or.jp/touroku/pdf/info_keika_2018.pdfをご覧ください。
介護福祉士の登録証はどこでもらえますか?
(公益財団法人)社会福祉振興・試験センターへ申請し、審査・登録後に登録証は交付されます。
登録証の交付は、申請書類を提出後1ヶ月程度かかります。(申請書類に不備がある場合は、不備解消後1ヶ月程度かかります)
介護福祉士の登録に費用はかかりますか?
費用がかかります。
法令に基づき、登録免許税と登録手数料をが必要とされています。
「特定活動(内定者)」の在留資格から「介護」の在留資格への変更は、介護福祉士の登録証が手元に届いてからしかできませんか?
「特定活動(内定者)」の在留資格の許可を受けた後であれば手続きを始められます。
後日介護福祉士登録証を提出することを条件に、変更許可申請ができます。
介護福祉士の登録証が届くまでの間も「介護」の在留資格で働けますか?
「介護」の在留資格への変更には介護福祉士の登録証が必要なため、登録証が発行されるまでは変更ができません。ただし、変更までの間は、「特定活動」への在留資格変更許可を受けることにより、4月1日時点においてフルタイムで介護等の業務に従事することが可能となります。
卒業してから「介護」の在留資格に変更するまでの間も日本に滞在できますか?
滞在できます。
入国管理局への手続きにより、変更までの間は「特定活動(内定者)」の在留資格で滞在し、資格外活動の許可を受けることによりアルバイトをすることができます。
日本語学校への「留学」の在留資格から、「介護」の在留資格へ変更できますか?
日本語学校を卒業しても、「介護」の在留資格への変更はできません。
「介護」の在留資格への変更には、介護福祉士養成施設の卒業証明書や介護福祉士登録証が必要となります。
「介護」の在留資格を申請するために介護福祉士国家試験の受験が必須条件となるのはいつからですか?
令和8年度(2026年度。2027年3月末)以降の卒業生からです。
これ以降の卒業生は、介護福祉士国家試験に合格しないと介護福祉士の資格を取得できません。
令和8年度(2026年度。2027年3月末)以降の卒業で介護福祉士国家試験に不合格だった場合は、どのような資格になりますか?
准介護福祉士という資格を取得することができますが、准介護福祉士に関する在留資格の取扱は決まっていません。なお、准介護福祉士は介護福祉士ではありません。
母国から子どもを呼び寄せた場合、日本の保育園や幼稚園を利用できますか?
利用できます。
ただし、保育園や幼稚園の申込方法等は市区町村によって異なりますので、お住まいの市区町村へご確認ください。
病気やケガにより長期間介護福祉士養成施設へ通うことができなくなった場合、退学するしかありませんか?
休学することができます。
所属している介護福祉士養成施設に休学の制度がある場合、日本人の学生と同様に休学することができます。ただし、「留学」の在留資格で休学中の滞在が認められるかは、休学をする理由によります。事前に入国管理局へご相談ください。
休学した場合、「留学」の在留資格の延長手続きは必要ですか?
必要な場合があります。
在留資格の延長が認められるかは、休学をする理由によります。事前に入国管理局へご相談ください。
実務経験ルートで介護福祉士の資格を取得する方法はありますか?
あります。
介護福祉士国家試験を受験し合格すると介護福祉士として登録することができます。
国家試験の受験には、3年以上の実務経験と実務者研修の修了が必要となります。
ただし、現在の制度では実務経験ルートで介護福祉士資格を取得した場合、「介護」の在留資格で日本に滞在することはできません。
就職の内定が取り消された場合、「介護」の在留資格の申請はできますか?
申請できません。
「留学」の在留資格での滞在期間がある間に就職先を見つける必要があります。
外国人留学生がアルバイトをする場合、働ける時間数にきまりはありますか?
働ける時間数は決められています。
1週に28時間以内と決められています。夏休みや春休みなど学則で定められた長期休業期間中は、1日8時間(1週で40時間以内)まで働けます。
「留学」の在留資格では、何年間滞在できますか?
通う介護福祉士養成施設によって変わります。
ただし、2年制の養成施設であっても1年毎に更新する場合もありますので在籍する介護福祉士養成施設と相談してください。
「介護」の在留資格は、何年ごとの更新ですか?
最長で5年ごとの更新です。
在留状況に問題がなければ、更新の回数に制限はありません。
2年生になってから介護福祉士修学資金等貸付制度を利用する場合、1年生の時の分も貸し付けを受けることができますか?
できません。
貸付が決定した日からの利用となります。
日本語が上手になるには、どうしたらいいですか。
たくさん日本語で話しましょう。あなたが住んでいる地域に、日本語のボランティア教室などがあると思います。そこを利用したり、アルバイト先の日本人と話したりすると、上手になります。
日本語能力試験(JLPT)の勉強は、どうやったらいいですか。
一度、模擬試験を受けてください。まず、言語知識(文字・語彙・文法)、読解、聴解のなかで、あなたが一番苦手なところを知りましょう。そして、苦手なところを、よく勉強しましょう。
漢字の勉強は、どうやったらいいですか。
一度にたくさん覚えようとすると、大変です。1日5文字とか10文字とか、自分で覚えられそうな文字数を決めて、少しずつ覚えてください。漢字の訓読みは、その漢字の意味を表すことが多いです。漢字を覚えるときには、意味も一緒に覚えると、楽しく覚えられるでしょう。
読解の勉強は、どうやったらいいですか。
まず、問題で問われていることは何か、よく読んでください。問われていることが何であるのか、理解しましょう。それから、文章を読んでいきます。例えば、問われていることが「何日に何個」であれば、数字に気をつけながら読んでいきます。短い文章を、たくさん読むことから、始めてください。慣れてきたら、少しずつ長い文章を読んでいきましょう。
夫婦で在留資格「留学」で滞在しています。妻が勉強に専念し、夫は学校を退学し、仕事に専念したい。このような場合でも在留資格はおりますか。
学校を退学した場合、夫の在留資格「留学」は無効となります。
※「在留資格の取り消し」(入管法第22条の4)
外国人留学生が早い段階で介護福祉士登録証をもらう方法はありますか。
介護福祉士国家試験を受ける場合、通っている学校から社会福祉振興・試験センターへ手続きをしてもらうことで早めに登録証がもらえます。
介護福祉士養成施設に在籍している留学生です。修学資金等貸付制度の募集に間に合いませんでいた。奨学金を受給する方法はありますか。
修学資金等貸付制度は、都道府県により取り扱いが異なっていますが、随時受け付けているところもありあります。都道府県で行っているもの以外にも養成校が独自に扱っている奨学金等もあるので在籍している介護福祉士養成施設の先生に相談してください。
※(a)
「介護福祉士等修学資金貸付制度の運用について」
(平成5年5月31日社援施第69号)
在留資格介護をもつ外国人は家族を呼び寄せる際にほかの外国人より優遇されますか。
家族を呼ぶときは、ほかの在留資格と同じ申請手続きが必要です。特に優遇されることはありません。
※「在留資格認定証明書」(入管法施行規則第6条の2)
介護福祉士養成施設を卒業して介護福祉士国家試験に合格できなかった場合でも在留資格「介護」を得られますか。
2026年度までに卒業した学生は、2026年度(2027年1月実施)試験に合格できなくても在留資格「介護」を得られますし、卒業してから5年間継続して、介護職員として働いたら、在留資格「介護」を継続して得られることができます。
※(社会福祉士及び介護福祉士法改正法附則第6条)
私は今年介護の専門学校に入った留学生です。今は一年生です。 お金のことで困っています。 今、介護のアルバイトをしていますが、給与の半分は家賃・ガス代・電気代・携帯料金の支払いとなります。 わたしはあまり外食をせず、食事のほとんどは自炊です。けれども毎月お金は足りなくて、月末は両親に送金をお願いしています。 私はどうすればいいですか。
お金のことで困っていて大変だろうと思います。
まず、介護の専門学校の先生と相談して、奨学金、修学資金について説明してもらうのが一番早いと思います。
アルバイトをされているなら修学資金の貸与が可能かもしれません。
貸与しているかどうかは介護の専門学校が知っていると思います。
介護の専門学校と病院とで話をしてもらうのが良いです。
ご自分で介護の専門学校に聞けない場合は、支援センターから介護の専門学校へ 問い合わせることも可能です。
私は日本語学校に通っている外国人留学生です。 将来は日本で介護福祉士の資格と取って、介護の仕事をしたいのですがどうすればいいですか。
日本語学校を卒業して、介護福祉士専門学校で二年間勉強する必要があります。
卒業し、介護施設で働けます。
在留資格「介護」の更新は最大5年間で、5年目以降の更新は不可能だと言われましたが、本当ですか。
在留資格「介護」について更新回数に制限はありません。
※「入管法別表第一の一、第一のニ」在留期間更新許可申請
まだ日本語能力試験でN2がとれていないのですが、養成施設を卒業するためには必ずN2に合格しないといけないのですか。
養成施設へ入学するときにN2が必要としている学校が多いのですが、実際には面接をした上で学校が入学許可をする例もあります。
養成施設を卒業するためには、N2に合格していることが望ましいですが、N2に合格していないから養成施設を卒業できないということではありません。
※(b)介養協「外国人留学生受入れに関するガイドライン」(留意事項)
平成29年3月18日理事会決定